【鬼滅の刃 198】伊之助、善逸。悲鳴嶼、義勇、実弥復活で無惨大ピンチ!?

鬼滅の刃197話!
ついに伊之助、善逸が復活!
更に倒れていた悲鳴嶼、義勇、実弥も立ち上がります!
今回は更に壮絶さを増す197話について考察していきます
196話ラストにて四種目の薬の効果を口にし、無惨を更なる不利へと追い込んだ珠世は無惨の焦りを煽るかのように笑みを浮かべながらこんな事を口にします。



『お前を殺す為にお前より強くなる必要はない…お前を弱くすればいいだけの話…お前が生きるのになりふり構わないように、私達もお前を殺すのになりふりかまない』
また、珠世はそう言いながらも愛おしいものにそうするように無惨の頭を抱きしめます…
なんというのでしょうか…
どうあっても殺してやりたい激しい怨みの対象であると同時に、無惨の生汚さを珠世は可哀想だと感じていて、ようやく生への執着から解放されそうな無惨に慈愛を感じているのか?
それとも、珠世自身の無惨への執着は愛着のようになってしまっているのか?
珠世というキャラクターを如実に顕す描写であるなあと感じられます。
珠世の言葉は的確に無惨を苛立たせ、焦らせます。
本来なら縁壱以外の者による赫刀の斬撃など脅威ですらない…
しかし、珠世の薬がそれを極めて有効なものになるように自分に作用している!
初めて、しかも複合された毒である為に分析、分解に時間がかかる!
無惨、最早手首が反り返り折れてしまうほどにイライラしているのでしょう!
腹立つ!
というのが無惨の今の素直は気持ちでしょう。
ほんの一瞬停止してしまう無惨…
その隙を見逃すはずがない炭治郎と伊黒は無惨に斬りかかります!
しかし、二人は逆に何かの力で吹き飛ばされてしまう!
無惨の上半身に牙だらけの一際大きな口が出現し、その口から衝撃波…
おそらくこの口から音速レベルの叫び超えを発して、その衝撃波により吹き飛ばしたのでしょう!
その衝撃は司令部である輝利哉達がいる屋敷にまで届いたようですから…
夜明けまであと25分…
無惨の新たな攻撃方法からは、まだまだ違う奥の手を隠しているような気さえしてしまいますな!
炭治郎と伊黒はこれをまともに食らってしまい、炭治郎は痙攣で動けず、呼吸すらままならない状態に…!
炭治郎の大ピンチに同期の桜、伊之助と善逸が復活!
実力的には炭治郎と大きな差が生じているように見える二人ですが、今の無惨ならその動きを止める事くらいはできる!
また、再び死の淵に立たされた炭治郎を、善逸が鼓舞します!
禰豆子ちゃんも人間に戻った!
『家族』も待ってるんだ!




死ぬな炭治郎!
また伊之助は
悲鳴嶼が足を、義勇が腕を斬られた…
ここにいっぱい転がっているのは一緒に飯を食った仲間達だ…
全部返せ!!
と無惨に全力で立ち向かう!
善逸がいう『家族』とは、禰豆子のみならず自分を含める鬼殺隊そのものを指しているのでしょう。
いや、血縁以上に濃く強い絆によって彼らは繋がっているのです!
『炭治郎!ここで?死ぬなんてとんでもないぞ!早く立ち上がる』
炭治郎は無惨の衝撃波により、なんとか保っていた肉体のバランスを崩され筋肉の痙攣が怒り、肺にもダメージを負っている!
しかも、まだ無惨の毒が抜けてはいない!
しかし、執念に勝るエネルギーはない!
炭治郎は動かぬ身体を精神力で動かし、刀を握ると血抜きにより毒素を排出しようと刀で自らの身体を突き刺す!
まだ十代の少年にここまでの執念を持たせてしまうほど無惨の悪は許されざるものであると改めて思い知らされるシーンです!
立ち上がれ、炭治郎!
無惨は逃走しようにも身体が重くままならないようです。
倒して倒しても、自分の命を奪おうと向かってくる鬼殺隊を無惨は『害虫』と表現します。
無惨にとって、自分以外の命は湧いて出る虫のようにしか感じられないのでしょう。
しかし、その虫にも生きたいという意志があり、ましてや人間にはそれ以上に複雑な情念が存在し、例え死んだとて珠世のように執念は消えない!
それを顕すかのように…
ついに悲鳴嶼、義勇、実弥の三柱が復活!!
腕が千切れようが、足が千切れようが…
心が折れない限り、なりふり構わず憎い無惨をこの世から葬る事を諦めない!
無惨は立ち上がる彼らに
奴らは倒しても倒しても自分の命を絶たんとして立ち上がってくるのだ…
その息の根を止めるまでは。 
無惨は鬼殺隊が向かってくる事を命が数珠繋ぎになり、一つの生き物のようだと表現していましたが、その生き物は無惨には巨大に膨れあがっていくように見えているのではないでしょうか?
さて、無惨はまだ何か違う奥の手を隠していそうな気がしますが、次回くらいにはまた急展開があるかもしれないです…