鬼滅の刃197話では、無惨の上半身に新たに大きな牙だらけの大口が出現し、そこから衝撃波を放つという新たな攻撃方法が披露されました。
ここにきて、まだまだ奥の手を隠していそうな雰囲気を感じさせます…
今回はそれについて考察してみます!
現在、無惨の全身には鋭い牙を備える10を超える口が存在していますが、それは噛みつきや斬り裂きだけでなく、吸い込みにより敵を間合いに引き込むという働きも見せています。
しかも、無惨はその10を超える口を自在に操れるわけですから始末に負えない…
また今回は、吸い込めるなら当然吐き出す事もできるという事なのか、新たに出現した上半身の大口から衝撃波を放ち、
その衝撃波は炭治郎と伊黒を戦闘不能に追い込み、離れた司令部にいる輝利哉達にまでダメージを与えました。
その効果範囲から考えて、吐き出すというよりは音波系の攻撃だったかも知れませんが、
それならそれでますます本当に口としての働きを持つということになりますな。
これが今回の大口からだけでなく、全ての口から同時に衝撃波を発する事ができたとしたら、近づく事すらままならないという事態に陥りかねない…
しかし、急速な弱体化を続けている無惨にその力が残っているのか?
それが鍵となるかも?
夜明けまであと25分。
夜明けを迎えたなら無惨は塵になるしかないのでしょうが、分裂しての逃亡まで封じられた今、無惨が生き残れるとしたら地中に逃げるより他ないのでは?
無惨の両腕や管を駆使したなら、地面に穴を穿ち、そのまま掘り進んで地中に逃亡する事は可能かと思えます。
しかし、それには襲いくる鬼殺隊を一時でも近づけない状況を作る必要があります。
そこであの口が役目を果たすのでは?
全ての口から衝撃波を発すれば、近づきたくても近づけない…
その隙に全力で地中に逃亡したなら鬼殺隊の攻撃と太陽から身を守る事ができるかもしれない…
しかし、それも無惨にその力が残っていればということになります
最近、無惨の姿を見ていて甲塚は彼岸花をイメージするようになってきました。
彼の身体から生えている合計17本の管が彼岸花の花弁のように見えてきたのです。
無惨は元々『青い彼岸花』によって鬼化したようですので、
最終的に鬼化の元となったなったであろう彼岸花の姿に帰結するというのもあり得ない展開ではないかと…
また、先程書いたように地中に逃亡するという展開があれば、禰豆子を取り込んだりしてから地中に逃亡し、
地中で力を取り戻すというか千年夢見た太陽を克服した完全生物となって、
禍々しい姿から美しく神々しい彼岸花のような姿に変身して地中から復活するというのは非常に映える絵になるような気がします。
もし無惨が死やあの世のイメージが強い彼岸花のような姿に変身したりするなら、やはり鬼という存在はこの世ならざる存在の影響を受けて誕生したものだと思え、今まで死んだ人間、鬼が死の先にある世界へと旅立つようなシーンが度々描かれている事から、やはり鬼滅世界に『あの世』は厳然と存在し、
それが無惨を倒した後の展開をも想像させます…
さて、無惨の末路は如何なるものとなるのか?
198話が楽しみです。