お疲れ様です。いちかです。
今日のニュースと戯言・独り言をはじめます。
韓国国民の一部が激怒している。
リアルドールの輸入を合法とした大法院の判決に怒りが止まらない。
成人用品になぜ批判が集中しているのだろうか。
ニュース・詳細
成人用品である「リアルドール」の輸入を許容した裁判所の判決を糾弾するデモが週末の28日、ソウルのチョンゲ広場で開かれた。中央日報の報道である。
ダウムカフェ「リアルドール輸入許容判決糾弾デモ」を主軸に集まった女性200人は帽子とマスク、サングラスなどで顔を隠してデモに参加した。
参加者らは「リアルドールの輸入と販売を禁止してほしいという青瓦台への請願に26万人以上が同意したが、
韓国政府は遺憾表明すらない原則的な回答だけ澏した。この国で女性は国民なのか」と批判した。
参加者らはリアルドール輸入を許容した大法院(最高裁)判決を糾弾し、
「リアルドールは女性の身体を男性の性欲と支配欲を解消するための手段として消費する性搾取文化の一面」と主張した。
また、主に女性をモデルに製作されるリアルドールをミラーリングする意味で男性マネキンをリアルドールにたとえたパフォーマンスをすることもした。
その上で参加者らは「リアルドールが女性の人間尊厳性を傷つける」としながら韓国政府がリアルドール全面禁止に出なければならないと促した。
これに先立ち6月に大法院はリアルドール輸入会社が税関を相手取り起こした輸入通関保留処分取り消し訴訟で原告勝訴の判決を下した原審判決を確定した。
その後青瓦台はリアルドールの輸入と販売を禁止してほしいという内容の国民請願に対し、9月に関連規制と処罰をさらに厳格にするという立場を明らかにした。
7月8日に上げられたこの請願は1カ月間で26万3000人が賛同した。
いちかの戯言、独り言!
前提として、好きにすればいいと思う。
他国の性事情に入り込む余地はない。
品のない内政干渉はすべきでないのだ。
その上で、このニュースについて疑問が2つ残る。
1つは、デモ参加者の女性が皆、顔を隠していること。
もう1つは、彼女らの主張における定義の曖昧さだ。
前者についてはどうか。
要するになぜ彼女らは顔を隠しているのか。
誰でも思いつくのが、プライバシーの面だろう。
変ったデモや規模が大きいそれに関しては、メディアが取材に集まる。
報道によって顔が広まってしまうため隠すというのは納得できる。
しかし、よく考えてみると矛盾しないだろうか。
デモ参加者は自分たちの正義を抱えながら、わざわざ大衆の前で声を挙げている。
正しいと思っているのなら、隠すものなどなくてもよいはずだ。
目立ちたくないのなら、そもそもデモには来ない。
ということは、やましいことがあるのではないだろうか。
何か他の意図を持ったフェミニスト集団の悪戯なのかもしれない。
次はその彼女らの主張の曖昧さについて述べたい。
それらは論理や定義がきちんとなされていない。
デモ参加者の主張をまとめるとこのようになる。
・リアルドール
女性を道具にして静的に男性から搾取・女性の尊厳を傷つける・もはや女性は国民ではない?
女性を道具にして搾取するのが問題とは曖昧だ。
文字通りに解釈すれば、なぜ彼女らはアダルトビデオに憤怒しないのだろうか。
リアルドールは愛用している男性が誰にも見られないように楽しむものだろう。
したがってデモ参加者の女性らはラブドールを目にすることもないし、それと戯れる男性の性的な姿をみることもない。
それとは逆にアダルトビデオはインターネットに溢れ、人気女優はテレビにも出演、成人雑誌はコンビニに置かれるなど、彼女らを発狂させてもおかしくない環境が作られている。
どうしてリアルドールにしか怒りを示さないのか。
話が逆さまである。
筋が通っているか否かのみに関してだが、彼女らが風俗店の前で「あなた達が私達の価値を下げている」と叫ぶなら分かるが、リアルドール反対はロジカルな批判とは言い難い。